数あるマーケティングツールの中でも、トップクラスの利用率を誇るHubSpot。
HubSpotでは、目的別に分けられた4つのツールを用意されたグレードから自由に契約し、自社に必要な機能をカスタマイズできることも特徴の一つとなっています。
今回の記事では、Hubspotの基本的な機能の確認から、無料プランで利用することができる機能、さらにそれぞれの機能の有料プランで利用できることを詳しく解説していきます!
Hubspotとは
まず初めに、HubSpotとはどのようなツールなのかを簡単にご紹介します。
HubSpotは、マーケティングプラットフォームとして2005年にアメリカで開発されました。
またHubspotとは、CRM(顧客関係管理)をはじめとする複数のビジネスツールを提供するプラットフォームです。このシステムの最大の特徴の一つは、CRM機能が無料で利用できることです。これにより、事業規模が小さい企業でも低コストで顧客管理ツールを導入し、使い始めることが可能です。
HubSpotでは、CRMの他にマーケティング、セールス、カスタマーサービス、コンテンツ作成をサポートするツールが用意されています。これらのツールは、それぞれ個別にアップグレードすることが可能で、ビジネスの成長に合わせて機能を拡張できる点も魅力的です。
また、HubSpotはCRM、MA(マーケティングオートメーション)、SFA(セールスフォースオートメーション)などのツールを一つのプラットフォームで一元管理できるように設計されています。これにより、データ共有のために別々のシステム間でAPI連携を行う際の手間が省け、データの一括管理が容易になります。
Hubspotの主要な6つの機能
次に、Hubspotで利用できる6つの重要な機能を紹介していきます。
HubSpotには「Hub」を冠した6つのソフトウェアがあり、それぞれ段階的な価格設定が適用されているため、初めて利用する方は困惑してしまうかもしれません。また、価格プランによって費用が大きくことなるため、自社の目標や予算に合わせて最適なプランを選択することが重要です。
以下の表が、Hubspotの主要機能を紹介している表です。
ソフトウェア | 機能内容 |
CRM Hub | 顧客情報の管理(顧客の連絡先情報、コミュニケーション履歴、取引の状況など) セグメンテーションとリスト管理 データの分析とレポート 自動化と効率化 |
Marketing Hub | リードの生成と育成 メールマーケティング ランディングページの作成 SEO ソーシャルメディアマーケティング |
Sales Hub | 見込み顧客追跡 セールスファネル管理 電子メールの追跡 自動化されたセールスプロセス |
CMS Hub | ウェブサイトのデザイン作成 セキュリティ管理 コンテンツ作成・管理 |
Service Hub | チケットシステム 顧客フィードバックの収集 知識ベースの作成 |
Operations Hub | データ同期と統合 ルーティンタスクの自動化 データベース内のデータクレンジング、管理 カスタマイズとレポーティング |
CRM Hub
CRM Hubは企業が顧客関係を管理し、ビジネス成長を促進するための中核的なツールです。
ユーザーにとって使いやすいインターフェースと幅広い機能で、企業が顧客との関係をより深く、効果的に築けるよう手助けをしてくれます。具体的な機能は以下の通りです。
- 顧客情報の管理(顧客の連絡先情報、コミュニケーション履歴、取引の状況など)
- セグメンテーションとリスト管理
- データの分析とレポート
- 自動化と効率化
Marketing Hub
Marketing Hubは、MA(マーケティングオートメーション)のようなもので、LPの作成やメールを活用したリードナーチャリングなど、リード創出のために役立つツールとなっています。
このHubでは以下の機能が備わっています。
- リードの生成と育成
- メールマーケティング
- ランディングページの作成
- SEO
- ソーシャルメディアマーケティング
これらのコンテンツを活用して、Marketing Hubはデジタルマーケティングのあらゆる側面をサポートします。ビジネス初心者でも、マーケティングキャンペーンを効果的に計画し、実行することができます。
Sales Hub
Sales Hubは、セールスチームの生産性向上に焦点を当て、SFA(セールスフォースオートメーション)の役割を担っています。
リードの属性に合わせ、適切なメールの自動配信や、そのメール内容をテンプレート化し、社内で共有するなど、営業活動の効率化を可能としてくれるツールです。
備わっている機能は以下の通りです。
- 見込み顧客追跡
- セールスファネル管理
- 電子メールの追跡
- 自動化されたセールスプロセス
Sales Hubはこれらの機能を提供し、営業活動での雑務作業を効率化し、より営業活動に集中できるようサポートする役割を担います。
CMS Hub
CMS Hubはウェブサイト管理と最適化に焦点を当てており、企業のウェブサイト上にあるコンテンツ管理を簡単に行えるツールを提供しています。
これにより、今まで多大な時間を割いていたWebサイトの作成にかかわる部分の時間を大幅に減らすことができるため、他のビジネスにより多くの時間を注ぐことができるようになります。
具体的な機能は以下の通りです。
- ウェブサイトのデザイン
- セキュリティ管理
- コンテンツ作成・管理
これらの機能が備わっていることで、誰でも効果的なWebサイト管理を行うことができます。
Service Hub
カスタマーサービスに特化したこのHubは、顧客満足度の向上に貢献するツールで、顧客サポート体制をよりよくしたい企業や、リードをプロモーターにしたいと考えている企業にピッタリのツールです。
- チケットシステム
- 顧客フィードバックの収集
- 知識ベースの作成
これらの機能が備わっており、企業の顧客満足度を高めるための手助けをする機能が含まれています。
Operation Hub
Operation Hubは、ビジネス運営に関わるバックオフィス業務を効率化し、よりスムーズな組織運営を支援するために設計されています。
- データ同期と統合
- ルーティンタスクの自動化
- データベース内のデータクレンジング、管理
- カスタマイズとレポーティング
これらの機能を備えることで、部門間のコミュニケーションと協力を促進し、かつ組織間でのデータの重複を抑えたり不整合を修正することができます。
無料プランで利用できる4つの機能
以下のHubは無料でも利用できるプランが用意されています。
- CRM Hub
- Marketing Hub
- Sales Hub
- Service Hub
それぞれのHubの無料プランでできる機能は以下の通りです。
ソフトウェア | 無料プランでできること |
CRM Hub | 全ての機能が利用可能 |
Marketing Hub | 広告の管理 Eメールマーケティング(1ヶ月あたりのメール送信件数は、2,000件まで) ランディングページの作成およびフォームの作成 チームで共有する受信トレイの作成(1つ) |
Sales Hub | 商談のパイプライン管理 チャット、メールで顧客とのコンタクト 商談ミーティング設定機能 見積作成 製品ライブラリ(製品マスタ)との紐付けはできない |
Service Hub | 顧客からのサポート質問を管理するチケット機能 ナレッジベースの登録はできない |
特にCRM Hubの機能は全て無料で利用でき、さらにデータ量の制限もないため、低コストで顧客管理ツールとして活用できる非常に優れたツールです。
では実際に有料プランの料金設定や、それぞれのプランで何ができるのかについて解説していきます。
【HubSpot有料プラン:Marketing Hub】
Starter | Professional | Enterprise | |
月額 | 2,160円 | 96,000円 | 432,000円 |
導入費用 | ー | 360,000円/一回 | 720,000円/一回 |
月額料金に含まれるマーケティングコンタクト件数 | 1,000件 | 2,000件 | 10,000件 |
マーケティングコンタクトの追加料金(月額) | (1000件あたり、月額)1,001~3,000件:6,000円 3,001~5,000件:5,400円 5,001件以上:4,800円 | (5000件あたり、月額)2,001~22,000件:30,000円 22,001~42,000件:27,000円 42,001~62,000件:24,000円 62,001~82,000件:21,000円 82,001件以上:18,000円 | (10,000件あたり、月額)10,001~50,000件:12,000円 50,001~100,000件:10,800円 100,001~200,000件:9,600円 200,001~500,000件:8,400円 500,001件以上:7,200円 |
Marketing HubのStarterプランでできること
有料プランの中で最も安いStarterプランですが、使える機能は多くあります。具体的に使用できる主な機能は、以下のとおりです。
- メールの配信
- フォーム
- Eメールマーケティング
- ランディングページの作成
- チャットの作成 など
このように、Starterプランでも多くの機能を使えます。
StarterプランとProfessionalプランの違い
StarterプランとProfessionalプランの主な違いは、自動化機能の有無です。パーソナライズしたい場合(個別の情報提供など)、通常はProfessionalプランが選ばれます。
Starterプランではメールの一斉送信などの基本的なタスクは実行できますが、特定の条件を設定して自動送信することはできません。
以下のような条件を指定して自動的にメールを送信したい場合、Professionalプランを選択することをオススメします。
- 特定の状況が発生した場合、自動的に特定のメールを送信する
- ウェブサイトを訪れた特定のユーザーに対して、トリガーとしてメールを自動的に送信する
- 3日後、7日後、または21日後に特定のメールを送信する
Professionalプランを選択することで、これらの高度な自動化タスクを実行できるようになります。
さらに、Professionalプランでは、2つ以上のブログを作成でき、サイトコンテンツの多様性を向上させることが可能です。さらに、サイト分析において希望する情報をカスタマイズして表示できるため、コンテンツの改善作業を効率的に行えます。
また、ウェブページやソーシャルメディア、実店舗との連携が可能で、オムニチャネルに対応したマーケティングオートメーションも利用できます。
Enterpriseプランを使用する企業の特徴
これらの希望がある場合は、Enterpriseプランを選ぶことをオススメします。
- 大規模なユーザーベースを持ちたい
- 高度なセキュリティ体制
- シングルサインオン機能などの高度なアクセス制御を必要とする企業
セキュリティとアクセス制御を強化し、多くのユーザーを効果的に管理したい企業は、通常、Enterpriseプランを選択する傾向があります。
【HubSpot有料プラン:Sales Hub】
Starter | Professional | Enterprise | |
月額 | 2,160円 | 54,000円 | 180,000円 |
導入費用 | ー | 135,000円 | 420,000円 |
利用可能ユーザー数 | 2名 | 5名 | 10名 |
ユーザー追加料金(月額) | 1名あたり1,200円 | 1名あたり12,000円 | 1名あたり14,400円 |
Sales HubのStarterプランでできること
Sales Hubには、営業効率化に貢献する多彩な機能が備わっています。Starterプランでも利用でき、営業プロセスの最適化や顧客関係の向上に寄与します。
- メール追跡機能
- メールのテンプレート保存機能
- 送信スケジュール管理
メールの追跡機能とは、送信したメールが開封されると、リアルタイムで通知が表示される機能で、これにより、送信相手が興味を持ったタイミングでアプローチが可能になります。
さらにテンプレートの保存機能や送信スケジュール管理などは、メールマーケティングなどを効率化させ、PDCAの高速化にも繋がる優れものです。
これらの機能は、効果的なメールマーケティングやスムーズな顧客対応を可能にし、リード獲得から顧客関係の強化に至るまで、幅広い営業活動に寄与します。
StarterプランとProfessionalプランの違い
StarterプランとProfessionalプランの主な違いは、営業機能の利用範囲にあります。
Starterプランでも営業プロセスの多くは実行可能ですが、営業活動の詳細な分析や、営業チーム全体で機能を活用したい場合には、Professionalプランの利用が一般的です。
たとえば、営業チームごとに独立したセールスパイプライン(案件の管理フロー)を持ち、それぞれを個別に管理したい場合、Professionalプランがおすすめです。
他にも、StarterプランとProfessionalプランでは、ミーティングリンクの機能や分析ツール(セールスアナリティクス)に違いがあります。
Starterプランではミーティングリンクを利用できますが、チーム全体で効果的に活用する場合は、Professionalプランが最適です。Professionalプランでは、複数のメンバーが関与する場合でも、双方のスケジュールが調整された空き時間にミーティングリンクを送信できます。
さらに、案件のステージごとの分析や、グラフやレポートの生成を考えている場合も、Professionalプランの利用が便利です。
Enterpriseプランを使用する企業の特徴
Enterpriseプランを利用する企業の特徴は、以下の通りです。
- 大規模な利用希望
- セキュリティ要件が高い企業
- アクセス制御の必要性
より多くの従業員やチームがプラットフォームを使用したいと考えている企業が多く、セキュリティが重要視される業界や情報セキュリティに特に厳しい要件を持つ企業は、Enterpriseプランを選択することが一般的です。
Enterpriseプランはシングルサインオン(SSO)機能を提供しており、アクセス権限の厳密な管理が必要な企業に適しています。従って、権限設定に関しても高度な管理が求められます。
このような特徴を持つ企業は、Enterpriseプランを採用し、プラットフォームの利用やセキュリティの確保を行う傾向があります。
【HubSpot有料プラン:CMS Hub】
Starter | Professional | Enterprise | |
月額 | 2,700円 | 43,200円 | 144,000円 |
CMS HubのStarterプランでできること
CMS HubのStarterプランで利用できる機能は以下の通りです。
- CRM Hubとの併用でWebサイト上のユーザーの履歴分析機能
- ウェブサイトをドラッグ&ドロップで編集できる機能
- ライブチャット機能
- ウェブサイトのパフォーマンス分析機能
- 24時間セキュリティ管理機能
CMS HubのStarterプランでは、基本的なWebサイト管理を可能にしてくれる機能が多く搭載されており、特に分析機能はStarterプランでも豊富に備わっているため、Hubspot初心者ならかなり満足できるプランだと言えます。
StarterプランとProfessionalプランの違い
CMS HubのStarterプランとProfessionalプランの主な違いは以下の3つです。
- A/Bテストの実施
- SEO戦略策定ツールの利用
- 動的コンテンツの利用
Professionalプランでは、CTA(Call to Action)やリンクの配置などのA/Bテストを実施できます。これにより、ウェブサイトの効果的な最適化が可能で、ユーザーエクスペリエンスの向上が期待されます。
またProfessionalプランでは、高度なSEO戦略策定ツールを利用できます。検索エンジン最適化に関する戦略をより効果的に立て、ウェブサイトの可視性を向上させることができます。
さらに、動画などの動的コンテンツをウェブサイトに組み込むことが可能になります。加えて、ウェブページの作成上限も大幅に増加し、最大1万ページまで作成できます。これにより、コンテンツの充実度と品質を向上させ、ウェブプレゼンスを強化できます。
これらの特徴を考慮して、ウェブサイトの改善と拡充を検討する際に、Professionalプランがおすすめされます。
Enterpriseプランを使用する企業の特徴
「Enterprise」では、適応型テストやコードアラートなどの機能が利用可能となります。
適応型テストとは、人工知能を使用してA/Bテストを自動化し、時間の節約とCV率の向上を同時に実現することができます。
コードアラート機能は、ページの読み込み速度低下に繋がるような問題がないかを検出することができ、改善することでSEOの対策になる優れものです。
【HubSpot有料プラン:Service Hub】
Starter | Professional | Enterprise | |
月額 | 2,160円 | 54,000円 | 144,000円 |
利用可能ユーザー数 | 2名 | 5名 | 10名 |
ユーザー追加料金(月額) | 1名あたり1,080円 | 1名あたり10,800円 | 1名あたり14,400円 |
Service HubのStarterプランでできること
Service Hubの主な機能は以下の3つです。
- 問い合わせの一元管理
- 顧客の問い合わせをチケットとして管理
- 顧客満足度の確認
Service Hubでは、顧客からの問い合わせをチケットとしてチームメンバーに割り当てられます。また、web上やメールを含むすべての問い合わせは共有の受信トレイで一元管理できるので、チーム全員での迅速な対応が見込めます。
チケットに関するレポートや顧客アンケートなどを通して顧客満足度も確認できるので、サービスの向上に役立てられます。
StarterプランとProfessionalプランの違い
Service HubのStarterプランとProfessionalプランの主な違いは、以下の4つです。
- ヘルプデスクオートメーション
- ナレッジベースの活用
- 顧客アンケートの作成
- 動的コンテンツの作成
Professionalプランでは、チケットの割り当てやタスクの自動化など、ヘルプデスク関連の業務を効率化できます。
さらにナレッジベースは、よく寄せられる質問に基づいて作成され、顧客への情報提供を改善します。Professionalプランでは、この機能をより効果的に活用できます。
また、Professionalプランでは、顧客アンケートを作成して顧客満足度を評価できます。これにより、サービスの向上に向けた情報を収集し、改善策を導入できます。
加えて動画コンテンツの投稿が可能であり、これを活用することで顧客の問題解決が容易になり、問い合わせの手続きが簡素化されます。
これらの機能により、Service Hubは顧客対応とサービス提供の効率性を向上させ、顧客満足度を高める手助けを行います。
Enterpriseプランを使用する企業の特徴
Enterpriseプランでは、他のプラン同様にセキュリティ関連の機能が豊富に備わっているのに加え、より顧客の購入体験を向上させるためのコミュニケーションツールの機能がインストールされています。具体的には以下の機能が備わっています。
- AIを活用したコミュニケーション履歴のレポート作成
- 管理者通知の管理
- 契約、場所、配送状況、イベントなどを含めた、ほぼ全てのタイプのデータをHubSpot上に保存
よりセキュリティを強化し、大規模なチームでHubspotを利用する場合はEnterpriseプラン導入の検討をおすすめします。
【HubSpot有料プラン:Operations Hub】
Starter | Professional | Enterprise | |
月額 | 2,160円 | 86,400円 | 240,000円 |
Operations HubのStarterプランでできること
Operations HubのStarterプランの主要な機能は二つあります。
- 外部ツールとの統合
- データのリアルタイムでの同期
このハブを通じて、約400種類の異なる統合機能を利用することが可能です。
顧客データなどの様々なデータ管理に関して、このハブは外部アプリとの即時で双方向のデータ同期を実現します。特筆すべき点として、統合する前に存在していたデータにも、同期が適用されます。
StarterプランとProfessionalプランの違い
Operations HubのStarterプランとProfessionalプランの主要な違いは以下の二つです。
- オペレーションの自動化
- webhookの活用
Professionalプランでは、地域管理、リード割り当て、契約更新、アフターセールス対応といった業務プロセスを自動化することが可能です。さらに、あるアプリケーションで行われたアクションを他のアプリケーションへ通知するwebhookの使用が可能で、これは大きな利点です。
Enterpriseプランを使用する企業の特徴
Operations HubのEnterpriseプランを選択する企業は以下のような特徴があります。
- 大規模なデータと複雑なビジネスプロセスを管理したい
- カスタマイズされたオペレーションソリューションを求めている
- 広範囲な統合と自動化が必要
Enterpriseプランは、大量のデータを扱い、多様なビジネスプロセスを持つ企業に適しています。Enterpriseプランによって、高度なデータの同期やそれらの自動化を通じて複雑なビジネスを管理することが可能になります。
さらに、企業の特定のニーズに合わせてカスタマイズ可能な高度な機能を持っているため、特有のビジネス要件や業界特有の要求に対応することが可能です。
またこのプランは、複数のシステムやアプリケーション間での広範囲な統合を実現します。企業は複雑なワークフローやプロセスを自動化し、効率化を図ることができます。また、高度なセキュリティと管理機能を求める企業にも適しています。
Hubspotの運用を成功させる3つのポイント
導入の目的を明確にする
まずは、HubSpot導入の主な目的を特定し、それを達成するための戦略を練りましょう。目的は、リード獲得の増加、顧客サービスの向上、セールスプロセスの効率化などさまざまなものが考えられます。
目的が定かではないと、必要ではないHubを導入してしまったり、Hubspotを導入したはいいものの、入れただけで成果がわからなくなってしまう可能性があります。Hubspotをうまく活用して企業の課題を解決するためにも、どうして導入する必要があるのか明らかにしましょう。
HubSpotのプロに教わる
HubSpotには多種多様な機能が含まれています。しかし初心者の方は、その全てを把握し、チーム内で効果的に活用するのが難しい場合があります。“運用”は単に業務での使用に限らず、分析データをマーケティング戦略に取り入れたり、設定の最適化を行ったりすることで、事業の成長に寄与します。
もし自社だけでの運用に不安がある場合は、HubSpotのパートナー企業に相談することをお勧めします。これにより、適切なサービスやプランの選定のみならず、導入後のサポートも得ることが可能です。
以下の記事から、Hubspotの導入運用に携わっているHubspotのプロを見つけることができます。ぜひ合わせてご覧ください!
企業内での認識・定着化させる
Hubspotのプロから教えてもらった内容を企業で定着させていく必要があります。
先ほどの項目に関わってくることですが、Hubspotは多様な機能を備えているので、それらを活用して作業プロセスを自動化・効率化していけるよう、企業やチーム内で知識の定着、共有していきましょう。
Hubspot導入パートナーを選ぶ際の3つのポイント
自社の課題解決に対する導入支援プランを検討するかどうか
ITツールの導入を支援する企業の中には、単に要求された通りに作業を進めるところもありますが、ITツール導入の真の目的は、単なる設置以上のものです。本来、これらのツールは事業の課題を克服し、成長を促進するために存在しています。事業上の問題点を見落としてしまうと、そのツールはただの無駄な存在になり得ますし、場合によっては事業の発展を妨げる原因ともなりえます。
ITツールを導入する理由、導入後にどの部署がどの機能を使うかを明確にすることが重要です。HubSpotはあくまで一つのツールに過ぎませんので、インバウンドマーケティングをより大きな視点で考え、計画を立てることが求められます。
そのため、自社の特定の事業上の問題を共有し、それらの解決に向けた適切な提案ができるかどうかが、パートナー選びの重要な判断基準となるでしょう。
費用・価格は適切か
HubSpotの適用とその使用方法が社内で浸透するまでには、通常時間が必要です。特に、導入が完了した後の運用フェーズにおいて、導入パートナーとの関係が極めて重要になります。サポートの期間や内容に関して、しっかりと話し合い、予算の範囲内で十分なサポートを提供してくれる企業を選ぶことが肝心です。
導入実績はあるか(Hubspot公認パートナーかどうか)
日本におけるHubSpotの公認パートナーは157社(2024年1月現在)あり、Diamond、Platinum、Goldのパートナー認定されている企業は十分な支援実績があります。
HubSpot公式サイトでは導入実績数に加え、導入した企業のマーケティングの成果やHubSpotの利用頻度などを考慮して評価されたパートナーを一覧でみることができるので、参考にするのをおすすめします。
【最後に】Hubspotの導入を検討している皆様へ
今回はHubspot5つの主要機能、有料プランの金額を詳しく紹介しました。
HubSpotは、基本機能が無料で利用できるため、簡単に導入することが可能です。
無料版であっても、フォーム作成、ランディングページの作成、チャット機能など、高機能なデジタルマーケティングツールが備わっており、これらは非常に魅力的です。
始めに無料版を試し、さらなる利便性を求める場合には、有料プランへのアップグレードを検討するのが良いでしょう。コストはかかりますが、業務効率化においてその価値は十分にあると言えます。
HubSpotを導入しているけれども、適切に活用できていない場合や、現在他のCRMを使用中でHubSpotへの移行を考えている場合、あるいはHubSpotの多くの機能に戸惑ってしまっている場合など、お悩みの際には、私たちGENNE株式会社にご相談いただければと思います。
30分無料相談を承っておりますので、もしご興味のある方は下記のスケジュールからご予約ください!