webマーケティングで必要な用語とは?

初心者でもすぐわかる!基本webマーケティング用語36選!

webマーケティングについて勉強したいけど、何から勉強したらいいのかわからない…そんなお悩み抱えていませんか?この記事はそんな方に向けて、これだけは知っておきたい基礎レベルの用語を36個解説していきます!この記事を読めば、インターン生のあなたも、webマーケティングに携わる初心者のあなたも、webマーケティングがどんなものなのか、どんな知識が必要なのか知ることができます。webマーケティング用語を正しく理解できるよう、わかりやすく解説していきます!

webマーケティングとは?

webマーケティングの用語について解説していく前に、webマーケティングについて簡潔におさらいしていきたいと思います。webマーケティングとは、webサイトやweb広告をメインに行われるマーケティング活動のことを指します。デジタルマーケティングに内包されており、さらに全体にマーケティングがかぶさっているようなイメージです。

デジタルマーケティングとの違いとは?

デジタルマーケティングは、webマーケティングと違い、webサイト上でのマーケティング活動以外にもSNSやメール、口コミサイト、アプリ、位置情報など、あらゆるデジタル上のツールを使ってマーケティングを行うことを言います。要するに、webマーケティングはデジタルマーケティングの一部ということですね。したがって、webマーケティング用語にはデジタルマーケティング、さらにすべてを包括しているマーケティングの知識も含まれます。この背景を踏まえ、本記事ではwebマーケティングの現場で必要とされる基礎的な用語を36選紹介していきます。

これだけは絶対に知っておきたい!webマーケティング用語25選

LP(ランディングページ)

LPとは、landing pageの略称で、landingには着地という意味があります。

LPとは一般的に、ユーザーが最初にアクセスするページのことを指します。しかしこれは広義の意味で、マーケティングでよく使われる狭義の意味では、LPは自社の商品・サービスに対して、ユーザーのアクションを誘発させることに特化した1枚のwebページのことを言います。商品・サービスの紹介をし、ユーザーに購入につながるアクション(資料請求、セミナーへの参加申し込みなど)を起こしてもらうページがLPです。多くのLPは、ユーザーが商品・サービスに魅力を感じるように、派手なデザインで画像やイラストを多く使用して作られています。

コーポレートサイト

コーポレートサイトとは、自社は「何をしている企業なのか」を知ってもらうためのwebサイトを指します。取引先企業、株主、就職希望者など、様々な層の人々をターゲットとしており、自社のあらゆる情報のwebページにアクセスできるようになっているwebサイトのことをコーポレートサイトといいます。具体的には、会社概要・商品・サービスの紹介・採用情報・IR情報(株主への企業情報)などを提供しています。

CV(コンバージョン)

CV(ConVersion)と表記されるコンバージョンは、ユーザーが成果につながるアクションを起こすことを意味します。例えば、購入・資料請求・会員登録などが典型的なCVとして考えられます。これらのCVを達成したユーザーが顧客へと変化していきます。CVはよく使われる単語なのでしっかり理解しておきましょう!

SEO(エスイーオー)

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語では検索エンジン最適化といわれます。このSEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで調べ物をする際に、自分の作ったwebサイトが上位に表示されるように対策することを意味します。逆にSEOを意識していないwebサイトは、検索結果の上位に表示されず、ユーザーに見てもらえなくなってしまいます。

オーガニックサーチ(自然検索)

オーガニックサーチとは、検索エンジンで検索したときに、検索結果に自然に表示されるページ、つまり広告以外の検索結果のことを言います。オーガニックサーチで上位に表示されると、より多くのユーザーにアクセスしてもらいやすくなります。またそれだけでなく、広告と違ってお金がかからないため、費用を抑えつつ多くのユーザーにアクセスしてもらうことができます。また、オーガニックサーチで自分のwebサイトを上位に表示してもらうためには、先ほどのSEO対策をしていく必要があります。

リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告とは、検索エンジンのキーワードと関連度の高い広告のことを指します。簡単に言うと、GoogleやYahoo!で検索した際に、検索結果の上位に「スポンサー」や「広告」と書かれて表示されているwebサイトのことです。リスティング広告を使うことで、ユーザーの検索するキーワードと関連した広告を表示することができるため、その検索キーワードに関心のあるユーザーにアクセスしてもらいやすいことが特徴です。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、webサイトやアプリ上の広告枠にテキストや画像、動画で表示される広告を指します。ディスプレイ広告の中でも、webページやブログ、アプリの画面の下のほうに表示される広告のことをバナー広告と呼びます。

リスティング広告と混乱してしまいがちですが、違いを抑えておきましょう!重要なポイントは表示される場所形式ターゲットです。
まずリスティング広告は、検索結果の上位に表示されるテキスト形式の広告で、主に検索キーワードに関心度の高いユーザーをターゲットとしています。

しかしディスプレイ広告は、webページ、ブログ、アプリなど様々なページの広告欄にテキスト、画像、動画など様々な形式で表示されます。ターゲットは絞っておらず、あらゆるユーザーに見てもらうことを目的としています。

アフィリエイト広告(広告成果報酬型広告)

アフィリエイト広告とは、広告主が求める成果を達成したときに報酬を支払う広告です。 広告は通常、広告枠に「掲載」されることで広告費が発生しますが、アフィリエイト広告では、掲載だけでは広告費は発生しません。広告主が設定したユーザーのCVが起きたときに、ようやく利益が発生します。

アクセス解析

アクセス解析とは、「どんな人がサイトに訪れているのか」、「訪れた人はサイト上でどんな行動をしているのか」をアクセス解析ツールを使って分析することです。実際に制作したwebサイトの分析を行うことで、webサイトの課題、改善点を見つけ、対策をすることができます。

無料で利用できるアクセス解析のツールとして、Google analytics(グーグル・アナリティクス)やGoogle Search Console(グーグル・サーチ・コンソール)などが有名です。

TD(タイトル&ディスクリプション)

TDとは、Title & Discriptionの略で、webサイトのタイトルと説明文のことです。この部分の工夫によって、webサイトのアクセス数の向上につなげることができ、またSEO対策としても効果的です。また、検索結果に表示されるタイトルの文字数は29文字なので、29文字以内で魅力的なタイトルをつけることが大切です。さらに、説明文は120文字が限度なので、それ以内に収めつつキャッチーな文章を書くことが求められます。

UU(ユニークユーザー)

UUはUnique Userの略で、一定期間内にwebサイトに訪れたユーザーの数を指します。同じユーザーが一定期間内に何度もwebページを訪れても、1人としてカウントされます。例えば、一か月以内にAさんが1回、Bさんが5回、Cさんが10回同じwebサイトを訪れていても、UUは3人とカウントされます。この数え方によって、何人ユーザーのがwebサイトに訪れたかがわかるので、webサイトのファンの数を正確に数えることができます。

UI(ユーザーインターフェース)/UX(ユーザーエクスペリエンス)

UIは、User Interfaceの略で、ユーザーが接触する接点のことです。一方、UXとはUser eXperienceの略で、ユーザーが得られる体験を表します。UIはUXの一部に含まれるため、一緒に使われることもあります。

例えば、ユーザーがwebページを閲覧している場合、見ることでwebページと接触しており、UIはwebページとなります。さらに、そのwebページを見た印象や感想のように、ユーザーが感じたことはすべてUXです。

LTV(ライフタイムバリュー)

LTVとはLife Time Valueの略で、1人の顧客ライフサイクル(取引開始から終了まで)で得られる利益のことです。LTVは、「購入単価」×「購買頻度」×「契約継続期間」で求めることが可能です。この計算式の3つのどれか一つでも値を上げると、LTVを向上させることができます。

流入経路

流入経路とは、webページにアクセスするために通過してきたアクセス元のことです。例えば、あるwebサイトに自社のホームページのリンクを記載したとします。ユーザーがそのリンクをクリックして自社のホームページに訪れた場合、リンクが掲載されているwebサイトが流入元です。

アクセス解析を通じてユーザーの流入経路を把握できるので、分析結果を参考にwebサイト流入経路の改善を行うことが大切です。具体的には、SEO対策で単純に検索結果からの流入を増やす方法があります。また、例でも挙げた異なるwebサイトからの流入を増やすために、多くのサイトにリンクを掲載することも一つの方法です。

アウトバウンドマーケティング

いくつか種類のあるマーケティングですが、マーケティング自体を2つに分けるとアウトバウンドインバウンドがあります。まずアウトバウンドマーケティングは、企業が商品やサービスを広めるために、顧客になりうるユーザー層に向けて企業が一方的に情報を発信するマーケティングの手法を指します。例えば、テレビ・ラジオのCM、チラシの折り込み、ダイレクトメール、バナー広告などがあげられます。アウトバウンドマーケティング最大の特徴は、企業が積極的に商品・サービスをアピールしている点です。

インバウンドマーケティング

一方でインバウンドマーケティングは、顧客が商品・サービスに対して自分から興味を持ち、行動してもらうマーケティング手法です。インターネットの普及によって広まった考え方で、メールマガジンやブログ、SEO、SNSなどが含まれます。インバウンドマーケティングでは、ユーザー自身による主体的なアクションを重視しており、ユーザーが自社や商品・サービスに興味を持ち、商品購入まで到達するためにユーザーを成長させるサポートをするようなマーケティング方法です。

従来はアウトバウンドマーケティングが主流でしたが、情報入手元がテレビや新聞などのマスメディアからインターネットに変化したことにより、インバウンドマーケティングが主流になりつつあります。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、上記のインバウンドマーケティングの一種で、広告以外の価値のある情報(コンテンツ)をユーザーに与えて顧客に成長させていくマーケティングの手法の一つです。例えば、ある化粧品の使い方のレクチャー動画をSNSで発信すること、家具屋が発行しているインテリアマガジンを送付することなどがあげられます。さらに、現在あなたが読んでいるこのwebマーケティング用語の記事でさえも、私たちGENNEのコンテンツマーケティングの一つなのです。このように、商品を強くアピールしていくのではなく、ユーザーにとって有益な情報を与え続け、自社や商品・サービスにユーザー自身から興味を持ってもらうことをコンテンツマーケティングといいます。

CMS(シーエムエス)

CMSとはCost Management Systemの略で、webサイトを構成する画像、テキスト、デザイン、レイアウトのテンプレートをまとめて保存・管理をしてくれるシステムです。CMSを導入していないwebサイトは、webサイトを作るためにプログラミング言語や、webページの文書構成を作るマークアップ言語を使って、一から作り上げなければなりません。一方でCMSを導入している場合は、画像、テキスト、デザイン、レイアウトなどの情報を保存しておくだけで、CMSが判断してwebページを作り上げてくれます。また新しい情報の追加も簡単で、webページを作るための外注費を大幅に抑えることができます。

ダイレクトマーケティング

ダイレクトマーケティングとは、企業が顧客と直接的コミュニケーションをとりながら顧客に購入を促すマーケティングの手法です。多くの場合は、顧客の情報や顧客とのやり取りをデータ化して、一人一人に合ったアプローチを行っています。また商品・サービスを購入してもらった後もコミュニケーションを続けて、常連になってもらうことを目指しています。アプローチの方法は様々で、チラシやカタログの郵送、ダイレクトメール、さらにSNS上でもダイレクトマーケティングは行われています。

カスタマージャーニー

カスタマージャーニー(Customer Journey)は、顧客が商品・サービスを購入するまでのプロセスや経験の全体像を指します。一連のプロセスをまとめて可視化したものをカスタマージャーニーマップと言います。このように可視化することで、顧客が必要としているタイミングで適切なアプローチを行うことができます。

リマーケティング

リマーケティングは、webマーケティングの手法の一つであり、過去にウェブサイトやアプリを訪れたユーザーに対して、再度広告を表示することを指します。ほとんどの購入者は、新しいブランドの商品を見つけ、その中から商品を選び、購入を即決することはありません。ほかのブランド、商品と比較し、レビューを読んで購入までにいくつか情報を集めることが多いです。そこで、自社や自社の商品を思い出してもらうために、ディスプレイ広告を表示したり、会員登録などで得たメールアドレスに自社商品のメールを送信して、再び自社の検討を促します。これがリマーケティングの例です。

クッキー(Cookie)

クッキーは、ユーザーが見ているwebサイトから、ユーザーのスマホやパソコンのブラウザに保存される情報のことです。クッキーを許可すると、同じウェブサイトを訪れるときに、ブラウザは保存されているデータによりユーザーを判断し、前回終了した画面からまたサービスを受けられます。例えば、オンラインショッピングサイトでクッキーを有効にし、商品をカートに入れたままwebサイトを離れたとします。この場合クッキーを有効にしているため、次回同じwebサイトを訪れた時、商品がカートに入った状態からスタートします。

検索クエリ

検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンで何か検索する際に入力する検索ワードのことです。例えば「webマーケティング」「webマーケティング 用語」「webマーケティングを学ぶには」のように、単語の組み合わせ、文章など、検索するには様々な検索クエリがあります。

ペルソナ

ペルソナとは、ターゲットとしているユーザーの特徴を徹底的に細かく、リアリティを追求した人物像のことです。例えば、性別、年齢のような基本的な情報だけでなく、趣味、生い立ち、価値観、家族構成、休日の過ごし方など、ターゲットよりも細かく人物の特徴を定めているのが特徴です。ペルソナを定めることで、担当者間の認識のずれを防ぐことができ、よりユーザー視点に立ったマーケティング活動をすることができるというメリットがあります。

頻出!重要なwebマーケティング指標11選

PV(ページビュー)

PV(Pageviews)は、webサイトやwebページが訪問された回数を表す指標です。PVは、ユーザーが特定のページを閲覧するたびにカウントされます。PVは非常にわかりやすい指標で、値が大きいほどwebサイトを多くのユーザーに見られていることになります。しかし、UU(ユニークユーザー)が極端に少なくPVが多い場合は、PVの割にはwebサイト自体に訪れている人の数が少ないので、PVで判断する場合には注意が必要です。

セッション

セッションは、ユーザーがwebサイトを訪問し、離脱するまでの一連の流れを意味します。数え方はUU(ユニークユーザー)と一緒で、何度同じwebサイトに訪れても1人のユーザーとしてカウントされます。

インプレッション(Imp, Impression)

インプレッション(impression)は、広告の表示回数のことです。ンプレッションは、その広告が1回表示されたことを意味します。よって、インプレッションがない場合、クリックされることはありません。実際に運営している広告のインプレッション数が少ない場合には、広告の種類や内容を改善する必要があります。

CTR(シーティーアール)

CTR(Click-Through Rate)は、クリック率とも呼ばれ、ユーザーに表示された回数(インプレッション数)のうち、ユーザーがクリックした回数の割合を計算したものです。CTRが分かると、流入に対する成果を測ることができるため、広告運用やSEOでよく使われる指標です。

「クリック数」÷「インプレッション数」×100=CTR(%)で計算されます。

CPC(シーピーシー)

CPC(Cost Per Click)はクリック単価とも呼ばれ、広告が1クリックされるごとにかかる費用のことを指します。

「広告費」÷「クリック数」= CPC で計算することができます。

PPC(ピーピーシー)

PPCはPay Per Clickの略で、広告がクリックされるごとに課金方式で広告費が発生する仕組みのことを指します。広告がクリックされずにただ表示されたときは広告費を支払わなくていいので、広告主からしたら効率の良い広告の仕組みです。

上記のCPCと混乱しやすいので解説していきます。CPC費用の話をしていますが、PPC仕組みのことを意味しているので、概念的には異なる用語です。ただしCPCに広告が付いたCPC広告は、クリックごとに課金方式で広告費が発生する形態の広告ですので、PPC広告とほぼ同じ意味で使われます。

CPA(シーピーエー)

CPAはCost Per Action(またはAcquisition)の略で、CV1件当たりの広告費用のことを言います。

「広告費」÷「CV数」=CPA で求めることができます。

CVR(シーブイアール)

CVRはConVersion Rateの略で、コンバージョン率転換率と訳されます。意味は、webサイトに訪れたユーザーのうち、実際にCVに至ったユーザーの割合です。

「CV数」÷「セッション数」×100=CVR(%)で算出することができます。

エンゲージメント

エンゲージメントとは、ユーザーが何かしらのアクションを起こした回数を示した指標です。特にSNSで使用され、投稿のいいねやシェア、コメントなどがエンゲージメントの例です。

直帰率・離脱率

直帰率は、webサイトの訪問者が特定のページにアクセスした後、他のページに移動せずにウェブサイトを離脱する割合です。一方で離脱率は、ユーザーがあるページにアクセスした後に、別のサイトに移動する割合です。ユーザーがこのようなアクションを起こしてしまう理由は、webページに期待していた情報がないこと、webページの使い勝手がよくないこと、逆に必要としていた情報を得て満足していることが考えられます。

リーチ

リーチ数は、その広告が何人に見られたかを表す指標です。数え方はUU(ユニークユーザー)とセッションと同じで、同一のユーザーが何回同じ広告を見ても一人扱いとなります。また、リーチ数は上記で説明したUU(ユニークユーザー)とほぼ同じ意味で使われます。

webマーケティングをマスターしよう!

Webマーケティングには、カタカナやアルファベット表記の単語が多く混乱しやすいと思います。だからこそ、正しく用語を理解していないと、webマーケティングの現場での会話を理解することはできません。ぜひ何度も繰り返し読み、正しい定義を身につけましょう!

この記事の用語以外にもwebマーケティングの用語はたくさんありますので、気になる方はさらに調べて勉強してみるのはいかがでしょうか?